花が呼び込む笑顔
2024年4月25日
春たけなわの季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。
京都西の小森と申します。
私が以前、勤めていたホーム(施設)にて世話をしていた
「カトレア」という花がありまして、
無事に開花したため記念にと、撮った写真がこちらです。
このカトレア、直射日光に弱いため屋外には置いておけず、
かといって遮光をしすぎると光合成が行えず、蕾がつかないため
開花に至るまで、じつに2年ほどを要しました。
当時は「もう咲くことはないだろう」「処分したほうが…」などの声が
聞かれる中、栄養剤を投与するなど根気よく向き合った結果、
ようやく実りが訪れまして、喜びもひとしおでありました。
手前味噌にて恐縮ですが、この顛末をホームにお住まいのお客様(80代女性)に
話したところ「皆に対し、どんな状況でも真摯に向き合ってくれる貴方の姿を
私たちは見てきている。そのうちきっと、花は咲くだろうと思っていた」
との有り難いお言葉を頂戴しました。
そんなこんなで、思い入れのあるカトレアです。
今回咲いた花は散ってしまいましたが、また新たな蕾をつけてくれると信じ、
お客様の心に花を咲かせに、今日も奔走いたします。