定期巡回 ACPの取り組み過程 その⑰ HECTアプローチ
2024年5月22日
定期巡回 ACPの取り組み過程 その⑰ HECTアプローチ
3月推進委員会で、提案させて頂きました内容となります
事業所にて2023年のHECT取り組みを行いました。
困りごとを解決するための方法で
HECT アプローチの実践の取り組みを行いました
H→(health)—健康 8項目
E→(environment)—環境 8項目
C→(communication)—コミュニケーション 7項目
T→(task)—作業 6項目
HECTアプローチシートを活用した事例を紹介します
●●● HECT項目により スタッフ13名よる評価 ●●●
数字が高いものから検討行う
★★★ H:健康 ★★★
H① 薬の影響と関連している可能性は? ⇒ 2
H② 視力や聴力は不自由かどうか? ⇒9
H③ 急な健康状態の変化が起こっていませんか? ⇒4
H④ 慢性疾患との関連性は? ⇒6
H⑤ 痛みや不快感との関連性は? ⇒7
H⑥ 睡眠障害から引き起こされている可能性は? ⇒3
H⑦ 運動不足や活動不足により活力がありすぎることと
関連している可能性は? ⇒5
H⑧ 口からの摂取が少ないことと関係している可能性は? ⇒1
★★★ E:環境 ★★★
E① 高齢者が出口を求めて徘徊することを
予防できる環境にありますか? ⇒2
E② 快適というには広すぎる、あるいは
狭すぎる環境ではありませんか? ⇒2
E③ 高齢者にとってその環境は、適切なレベルの
刺激となっていますか? ⇒7
E④ 高齢者が大事な場所や自分のやり方を見つけることができる
環境となっていますか? ⇒ 6
E⑤ 高齢者がはっきりと見ることができる十分な明るさがありますか。
あるいは、環境が暗すぎて認識できないことはありませんか? ⇒3
E⑥ その環境は高齢者にとって適切な室温ですか? ⇒5
E⑦ 室内の造りや装飾、家具などによって、高齢者を
さらに混乱させていませんか? ⇒0
E⑧T④ その環境や作業は高齢者に嫌な記憶
(トラウマも含む)を思い出させていませんか? ⇒0
★★★C:コミュニケーション ★★★
C① 高齢者が発する言葉以外の伝達手段で「高齢者の後ろにある感情」
について、感じとることができていますか? ⇒1
C② 高齢者にとっての現実を受容し、合わせることができていますか? ⇒5
C③ 言語的、あるいは非言語的なコミュニケーションによって、
高齢者が穏やかにくつろげるアプローチができていますか? ⇒4
C⑤⑥ わかりやすい方法で高齢者の理解力や高齢者の
表現力にあったコミュニケーションができているか? ⇒4
C⑥ C⑤参照。 ⇒1
C⑦ 共同生活が高齢者にとって不愉快な付き合いを
強制するものになっていませんか? ⇒1
★★★ T:作業 ★★★
T① 高齢者に与えられる選択肢が多すぎたり、
少なすぎたりしませんか? ⇒2
T② 高齢者はその作業を認識できていないか、
その作業に慣れていないのではありませんか? ⇒4
T③ 高齢者はその作業を複雑すぎると感じていませんか? ⇒3
T④ E⑧参照。⇒0
T⑤ 高齢者は作業を始める時に困っていませんか? ⇒5
T⑥ 高齢者はその作業を終わらせることができないのではありませんか? ⇒4
続くよ~
定期巡回 ACPの取り組み過程 その⑱ HECTアプローチ