「六曜」の由来や意味をご存知ですか?
2023年10月13日
六曜の起源とは?
六曜は、正式には六曜星といい、六曜が生まれたのは中国だといわれています。
そんな六曜が日本に伝わったのは、鎌倉時代末期の頃だそうですが、六曜は江戸時代末期に入るまで、注目されることがなかったようです。
六曜の意味
先勝 せんしょう・さきがち
先んずれば勝つ。急げば急ぐほど良いという意味ですが、先勝であれば時間を問わず吉とされているのものの、午後2時から6時までは凶ということだそうです。
友引 ともびき
凶事に友を引くという意味があるので葬儀は慎む日とされている。
友引は、大安に続いて吉日と言われていますが、朝は吉、昼は凶、夕方は大吉とされているようです。
しかし元々は、勝負事をしても引き分けになる日という意味から共引きとされており、現代の意味とは違う使われ方をしていたそうです。
先負 さきまけ・せんぷ
先勝の逆で先んずれば負ける。
先勝とは真逆の意味になり、この日は急いで何かを決めたり、外出することを避け、平静に過ごすのがよいとされています。
午前中は凶、午後は吉となっているようです。
仏滅 ぶつめつ
仏も滅亡するような最悪な日。
全てに凶。
特に婚礼などの祝儀は良くない日。
しかし仏滅は物滅として、それまでの物事が滅び、新しく始まる、という解釈をし、大安よりも結婚や引っ越しを行うには最適な日だと考える場合もあるようです。
大安 たいあん
大いに安しという意味。
万事に用いて吉。
何をしてもうまくいく、成功するとされる日で、六曜の中で最も吉の日だそうです。
赤口 しゃっこう・せきぐち
陰陽道の赤舌日が由来となっており、赤舌日とは、羅殺神が支配する日で、不吉な日となっているそうです。
正午のみ吉で他は凶、祝い事には大凶とされており、特に赤という字から赤い血を連想させるので大工、板前など刃物を使う人は要注意とされる日だったと言われているそうです。
六曜の順番
旧暦1月と7月1日 →先勝から
旧暦2月=8月1日 →友引から
旧暦3月=9月1日 →先負から
旧暦4月=10月1日 →仏滅から
旧暦5月=11月1日 →大安から
旧暦6月=12月1日 →赤口から
六曜は、上記のように旧暦の暦に対応しており、順番に進んでいきます。
しかし、順を追っていくと順番がずれるところがあります。
それは現在のカレンダーと六曜の決まりである旧暦には月日のズレがあり、また現在のカレンダーに旧暦の日付表記がないことからです。
六曜が記載されている、カレンダーや手帳があれば、少し注目してご覧になってみてはいかがでしょうか。