車いすとエコノミークラス症候群
2023年9月16日
飛行機のエコノミークラスに乗っていた人が、到着後に急に具合が悪くなり、死亡するという事故が相次いだことなどで、エコノミークラス症候群は広く知られるようになりました。
正式な名称を「肺血栓塞栓症」といい長い時間、同じ姿勢をとることで足などにできた血栓が血管を流れて、肺の動脈に詰まる病気で死に至ることもあります。
長時間の足の運動不足と乾燥が原因と考えられます。
長時間同じ姿勢をとっていると発症する可能性があるため、車いすの方でも長時間座っていると注意が必要です。
車いすの方にはよくある傾向ですが、介護者の手間を考えてトイレに行く回数を減らそうと、水分摂取を控える方もいます。
こまめな水分補給と周りの人に手伝ってもらいながら、足の曲げ伸ばし運動などを行い発症を防止してあげてください。
こまめな水分補給
1時間ごとにコップ半分ほどの水やイオン飲料、ジュース等の補給をする
アルコールやコーヒーは、利尿作用があり脱水の原因となるので飲みすぎないように注意しましょう。
足の運動
足の付け根を伸ばす
息を吐きながら足の指を手前に折り曲げる 吐きながら反らす
座る姿勢
ひざの位置がお尻より高いと太もも部分の血液の流れが悪くなるため、お尻の下にクッションを置く