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在宅の安全とリスクの話

2024年3月18日

在宅の介護において100%の安全は無いと思っています。
安全と自由(リスク)この比重が非常に難しく。

安全を重視すればするほど、自由度(リスク)は減ります。
逆に自由度(リスク)をあげると自立度はあがりますが、安全性(転倒リスクや怪我のリスク)は高まります。
在宅の介護をする上でこの関係せはなくせません。

最近、このケースでがんばってくださった方がいました。
とある日、転倒してしまい、痛みが凄く、ベッドから動けない状態になってしまいました。
今までとケア方法も違ってきますし、この先の解決方法が不透明な状況で
だれしもが安全性(転倒しない怪我を悪化させない)という思考にとらわれがちですが。
ご家族様は怪我(骨折とかではないのであれば、多少痛みやリスクあったとしてもリハビリを重視したいというご意向)だったので
ヘルパーとしてできる限りのことをさせていただきました。

取り組み①
まず状態の把握、お身体の状態を細かく観察し、どこをどのように動かすと痛いか確認。
痛みがあったとしても最小限に抑えられるように工夫させていただく。なるべく痛い部分を動かさないように
最低限のケア→徐々に痛みの軽減が確認できしだい、ご自分の能力を最大限つかっていただく。

取り組み②
現状をご家族様、医療関係者にお伝えし、ヘルパーが取れる手段を増やしていただく
歩行器の導入、手すりの追加、薬、シップ薬の追加

取り組み③
経過の共有を密に行う。

取り組み④
自分でできる部分は積極的に行っていただく
ただしリスクは可能な限り撤去する(転びやすそうな環境整備や動線の確保など)

今回のケースはこれらの取り組みをすることで
徐々に痛みが薄れていくと同時に以前と同じように歩行できるように回復しつつあります。
今回の件で思ったのは、やはり食事を摂れる方は回復力もすごいということでした。
良くなっていく過程を近くで見守らせていただけるのは大変貴重な経験をさせていただきました。
ご協力してくださった、ご家族とご本人様、多職種の方に感謝を!

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