実例紹介1:ADLが低下しベッドで寝たきり状態になってしまった方のケアの工夫3
2024年2月8日
ケアを担当している職員から
・オムツ交換が大変になってきた。
・衣類を交換する事が難しい。
・体位交換がうまくできない。
・利用者様に「痛い」と言われると無理にできない。
上記のような話が上がってきたため。
何かできる工夫がないかサービス提供責任者と相談した。
実際にケアを行ってみて、上記の問題を実感し改題を解決するために
ケアスタッフ間でのおむつ交換方法、更衣手順、声かけなどを見直せる部分はあるのではないかと実技研修を予定することに。
取り組み① 情報収集
サービス提供責任者が実際にケアを行い
ご利用者様の身体状況の確認(どの部分が痛いのか、痛い部分がどうなっているのか)
※ヘルパーは治療はできないため、適宜医療に情報をつなぐことが大事。
残存機能の確認、お声かけの工夫など
ケアに係わっているケアスタッフからの情報収集等を行う。
→痛いとおっしゃっている部分の特定ができ、右足の痛みの訴えがあり、右足が左足に比べて赤みがあり、違いがある。
両手でベッドの柵を捕まることができる、無理に行うと「痛い」とおっしゃって協力動作が得られないことがある。
ベッド柵をつかむと手が離せないことがある事。
などいろいろな情報が浮き彫りになってきた。
取り組み② 実技研修開催
ケアに係わっているスタッフを集めようとしたが、それぞれ予定があり
一同に集まるのは難しく、また一同に集まったとして一人ひとりが行う実技の時間を考えると
個別で実技研修を行うスタイルが良いかもしれないと思い。上記のことを踏まえ、個別に予定を取り実技研修を行うこととした。