定期巡回 ACPの取り組み過程 その⑧
2024年4月24日
定期巡回 ACPの取り組み過程 その⑧
3月推進委員会で、提案させて頂きました内容となります
事業所にて2023年のACP取り組みを行いました。
対象者 年齢 80歳 女性 介護度4 認知症 なし
サービス開始年月日 2020年4月6日 独居
取り組み内容と経過要約
→豊島では、昨年から全利用者にファイルを作成し持参していたため、
訪問介護員が会話の中での取組を行っている。昨年渡したときは、
まだ早いかもね、ケアマネに相談するわ等あり、消極的だった。
80歳になる誕生日に、会話のなかから、
SOMPOにも人生会議ノートがあると伝え、新しく持参し渡した。
どの様な工夫をしたか
→一人暮らしにて、今後の不安も訴えるようになり、週2回にて訪問してる為、
ご本人様の様子や発言時に、促しながら、本人の意向を聞きだすようにし、
ケアウィングに記載し、モニタリングにて、ケアマネに今後に不安を抱える様に
なったなど、心身の状況を伝えた。
改めて聞きだすのでは、なく日常の会話から誘導できるようにした。
時間をかけゆっくり対応する事が大事なことと、楽しい話に、やりたい事、
今をどうしたいかを聞くようにした。
継続中の方の場合、今後の予定
→訪問時に、自然と会話に中から、導きだし、負担が生じないようにする。
今の気持ちを報告することで、一年通じて変化が伝わり、
福祉サービス権利擁護支援室「サポートとしま」通じて、
成年後見制度のご利用説明まで行えた。
ご本人様が納得し、選定を考慮中である。
残された課題
→在宅事業所として、ケアマネの意見、担当医の見解が、違う為、
会話通じて聞きだすことは、出来るが積極的に行うと、疑いも生じる為、
訪問介護側から積極的な関与は控えたいのが本音であり、ACPを取り組みを
行うには、在宅チームの意向が近いとよいと感じる。誰にとってのACPかを、
理解した上での提案、専門職が中心となり、
在宅人生会議を行える仕組みがあると良いと思う。
2024年4月 後見人のご利用契約まで至りました
ご本人様らしく生きる為のツールになったと思います
2024年4月現在、自費を活用し、環境を整え
希望に沿った在宅生活支援を継続中です