「とろみ」
2021年7月23日
ご利用者様の嚥下の状態に合わせて、食品に「とろみ」をつけることがあります。
この「とろみ」。私も介護のお仕事をする前からなんとなくイメージはあったのですが、
「パラパラした食べ物は食べにくいから、餡かけみたいにするのかな?」
という位のイメージでした。。。
それだけじゃないって、皆さんご存じでしたか?
私が驚いたのは、ただのサラサラの飲み物、例えばお水も
「飲みにくい」場合や「誤嚥に繋がる」場合があるということ!
サラサラの水分は、ストンと喉に落ちてしまい、まとまりがないことから、
誤って肺の方に入ってしまう可能性が高まるのです。
こうして説明を聞くと、なるほど~と思えますよね。
私たちが普段訪問しているご利用者さまでも、それぞれの嚥下評価やお好みに合わせて、
水にとろみをつけて配膳させていただく方がいらっしゃいます。
ただのお水ひとつ取っても、そんなリスクがありうるとは、自分では思いつきもしませんでした。改めて、安全なケアのためには正しい知識が欠かせないなあ、と思ったのでした。