一週間にわたりSOMPO美術展を開催いたしました。

皆さんが日々、手指訓練や脳トレとして行っている様々な活動。
本当に素敵な作品が多いのです。
日の目に当たらずファイルの中にしまわれていた色塗りなどの作品が、皆さんの目に留まることができて私たちも嬉しかったです。
この日のために作ってくださった、ちぎり絵やコースター、編み物の作品なども本当に素晴らしかったです。

ちぎり絵に挑戦された方は、けがの影響で両手がしびれてしまって、昔のように細かい作業ができなくなってきてしまったと話されていました。それでも、またちぎり絵をやってみたいとゆっくりゆっくりと進めてくださいました。ご本人としては、納得がいかないものばかりだと話されていましたが、「こうやって皆さんに見てもらえることができて、本当に嬉しいです。」と話して下さいました。

一生懸命にコースターを作ってくださった方は、「来場された方が、喜んでもらってくださって幸せです。やりがいや生きがいが見つかりました。」と話して下さいました。

色塗りや習字、編み物を頑張ってくださった方々は、「皆さんの作品を見ることができて、‘‘こういった色使いも素敵なんだわ。”　‘‘こういう形にも挑戦してみたいわ。”と。感じることができて、まだまだできることはたくさんあると思えます。」と話して下さっていました。

初めてのことで、作品のレイアウトをどうしようか…作品がまだ足りないから皆さんに頑張っていただかないと…など、スタッフも大変だったことと思います。
新しいことを始めるのは、すごく労力も頭も使いますね。それでも、皆さんの喜びの表情や、皆さんが頑張って作ってきた作品を鑑賞されたご来場者様の笑顔に触れることで、やってよかったと思える瞬間が多々ありました。スタッフの成長にも繋がったなと感じました。

何よりも、今回の美術展開催によって、皆様の生活に彩を添えることができたこと。
『生きがいを見つけてくださった・まだまだ出来ることはたくさんあるんだと感じて下さった』
ことに心の底からやって良かったと思うことができました。

今後も皆さんが楽しめる意欲的に取り組めることを探していきたいと思います。