センター長の独り言~終戦記念日に思う
2022年8月15日
こんにちは!センター長の井上です。
私が介護の業界で働き始めた15年ぐらい前は、その当時の男性の高齢者には、実際に戦場で戦ったという経験をされ、存命していた方も割といたので、よく戦争の話を業務の合間に聞いたものです。爆弾の破片が当たった傷、銃弾が身体に当たった傷など生々しい傷跡を見て恐れおののいたと同時に、本当に大変な思いをされてきたのだなと、尊い気持ちになったものです。
ほんの一部の事例ですが・・・・
南方の激戦地から生き延びたあるご入居者は、夜中に敵に襲われるかも知れない恐怖がトラウマになり、必ずテレビをつけっ放しで就寝する習慣になっていました。
認知症の診断を受けていたかつての戦闘機乗りのご入居者に零戦の事を聞いたところから、「そういえば○○は帰ってきたか?」と不穏になりホーム中を歩き回ってしまったことがありました。後日、息子さんにこの件を離したところ、「父は撃墜された戦友ことをいつまでも深く悲しんでいたと母から聞いている」と聞き、迂闊な自分を反省したものです。
戦地に実際に赴いた方々は必ず言います~「戦争はやっちゃあダメ」
昨今の不穏な世界情勢に平和とは何かを考える日として、この終戦記念日があると思います。