こんにちは!センター長の井上です。

参議院選挙が始まりましたね・・・・・皆さんはどのような信条を持って、清き一票を投じるのでしょうか?労働組合や地縁の絡みで投票を行う事が悪いとは思いませんが、もし確固たる信条があれば、それに合った政策を論じる候補者や政党に投票すべきでしょう。

偉そうなことを述べている私は、20歳になったばかりの頃に、成人の記念に、と選挙に行ってから、その後15年間は選挙には全く行っていませんでした。35歳ぐらいからはきちんと投票に行っています。どういう心境の変化から?・・・というと、それは『介護』からです。

かつて、私は外食チェーンの居酒屋で店長していましたが、その頃は全く選挙、というか国政に興味がありませんでした。しかし、会社が介護事業に参入し、人事異動で不本意ながら『介護』の現場で働くようになって、初めて「国の力でどうにかならないのか」みたいな憤りを覚えたことが多々あったからです。

介護保険を含んだ社会保障制度について憤りがあったし、介護業界とその他の業界との賃金格差について憤りがあったし、社会保障制度を考える上での税制にも憤りがあったし、ポピュリズムな政治家に対しての憤り、はたまたその政治家がポピュリズムにならざる得ない民度に対しても憤りを感じるようになり、すぐに変化は無くても、投票に行くことで、何かが変わるきっかけがほんの少しでもあれば、大事だよなと思うようになったのです。

私は、選挙が始まる度に思うのです。

「私は『介護』で働き始めなかったら、いまだに選挙に行かない奴だっただろうな・・・」