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介護体験記⑥

2022年9月16日

こんにちは
管理者の石黒です。

週末の台風が心配ですが、今週は穏やかな秋晴れの日が続きました。
収穫の秋に心躍り、秋の空気はとても気持ち良いです。

早速ですが、先週に引き続き標題の件です。


母の退院に向け、最低限の必要な準備を終え、いよいよ退院日となりました。
当日は父と私で退院対応を行いました。
父は軽度の難聴の為、主治医からの説明や会計などコミュニケーションを要する場面では
私が対応することが多いのです。

入院している病棟で母と対面しましたが、退院することを理解しているのか否か、、、
ベッド脇に端坐位となり、少しぼーっとした表情で過ごしていました。
退院の旨を伝えても、あまり表情は変わりません。
2ヶ月程度の入院期間中、面会機会が少なかったことも原因かと思いますが、
それよりも術後の後遺症が大きな原因かと思います。
悪性腫瘍とはいえ、脳の一部を摘出しているのですから、身体機能も認知機能も
影響を受けて当然です。

状況をあまり理解できていない母と一緒に退院直前に病棟の相談室で、
主治医と担当看護師、薬剤師、栄養士の方々により退院後の生活への注意点や今後の
通院治療についての説明を受けました。
活動への自発性が乏しいことや、食事量が少ないこと、病状悪化の可能性など
あまり楽しい話題ではありません。
説明を終え、ナースステーションの皆様に感謝をお伝えし、会計を済ませました。
処方箋を受け取り、病院近くの薬局へ。
大学病院の為、入り口付近に調剤薬局が多く、どの薬局に入ろうかと迷います。
少しでも空いている薬局を探し、病院の裏手にあるドライブスルー型の薬局に入りました。
乗車したまま薬を受け取れます(便利です)。
記載されている担当者の少し珍しい苗字に見覚えがありました。

異動前の施設でお世話になっていた提携薬局の薬剤師さんでした。
マイク越しに、「ひょっとして、〇〇にいた〇〇さん?〇〇(施設)にいた石黒だけど。」
世間は狭いものです。
私が異動した後に転職され、現在はこちらの薬局で働いているとのこと。
当時の互いの職場から現在の病院はとても離れており、人の縁は分からないものです。
予期せぬ懐かしい再会に、母のこれからの在宅生活に明るい兆しを感じました。
3年ほど一緒に仕事をさせていただいたことがあり、とても信頼している薬剤師さんに今後の
調剤をお願いや相談ができることを、とても頼もしく思いました。

車内で一人で懐かしい感情に思いを更け、車は自宅へと走ります。


次回は9/22(金)に更新いたします。



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