介護体験記③
2022年8月19日
こんにちは
管理者の石黒です。
6/24振りの標題の件(私の母の介護体験記)です。
母親の病気は約2年前のことですが、当時の記憶は曖昧な部分も多く、
想起することは思っていたより大変な作業です。。。
前回の記録では、脳腫瘍のステージⅣと記載してしまいましたが、
脳腫瘍には他の癌のようにステージ分類というものはなく、
代わりに悪性度(グレード)1~4までに分類されるそうです。
グレード2~4が悪性の脳腫瘍の判断となり、母の診断は4のグリオーマ
と呼ばれる神経膠腫(しんけいこうしゅ)でした。
治療として、手足の動きや言語などの機能を温存して手術でできるだけ摘出し、
放射線治療や化学療法を行います。
生活機能に異変を感じ始めた時期から診断を受けるまでの進行の速度から、
上記の治療を行った上でも、余命6ヶ月程度という見立てです。
まずは、一刻も早く腫瘍部位の摘出術を行うこととなりました。
コロナ禍ではありましたが、術後説明には家族2名のみ面会が許可されました。
可能な限り摘出することは成功したが、摘出できなかった部位に潜む癌細胞が
増幅する可能性が高いこと。
今後は放射線治療→化学療法へと治療を進めるとの説明でした。
その後の面会は、父が洗濯物を持参した際に10分ほど顔を見る程度でした。
2~3か月程度の入院期間が続いた後、相談員さんから私に連絡が入りました。
予定していた治療を終えたため、退院調整の連絡です。
当時の私は、有料老人ホームの管理者を10年近く務めており、同様のケースで
施設入居の対応を行っていました。相談員さんからの状況説明を伺い、
自宅に戻ることはできない、施設入居かホスピスへの転居かなと当然のように考えました。
父にもその旨を伝え、一緒に退院前カンファレンスに参加することになりました。
続きは8/26(金)に更新いたします。