8月9日
2023年8月9日
今から78年前、昭和20年8月9日の午前11時2分、長崎に原子爆弾が落とされました。広島に続き、たて続けに落とされたこの爆弾による死者は、当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約7万4千人が死亡、建物は約36%が全焼または全半壊しました。長崎県では、8月9日を「県民祈りの日」と定め、原爆犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、恒久平和への誓いを新たにするため、原爆が投下された8月9日の午前11時2分に全県民が一斉に1分間の黙祷を捧げることになっているそうです。
この広島・長崎で使用された2発が、世界で初めて対人で使用された核兵器であり、また現時点で最後に使用された核兵器でもあります。この戦争の年だけでも、この二つの爆弾による死者は20万人を超え、その後被ばくの後遺症に悩む方、亡くなった方もさらに大勢いらっしゃいます。
今世界の情勢は混迷を極め、ロシアとウクライナの戦争だけでなく、様々な火種がいたるところに飛び交っています。進むところまで進んでしまえば、いずれは核兵器という選択肢を選んでしまう国が出てこないとも限りません。そうならない事を祈るばかりです。
改めて本日の11時2分、時間の許す方は唯一の被爆国の国民として、2度と核兵器が使われない事を願いながら犠牲者の方のご冥福をお祈りしてみてはどうでしょうか。
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