安心をお届け
2022年1月26日
入居されている方で退院後、不安からか、食堂で待っている時に持っていた
新聞紙でテーブルをたたく、大声で助けて下さーいと叫んでしまう方がいらっしゃいました。
入居されている方より、うるさい人、大声を出す人、と認識をされていました。
入院される前はご自身で自由に動かれていましたが、
退院後はベッドからも自由に動くことが難しくなってしまいました。
行動の理由は何か、どうしてそう話されるのか、お話を聞きました。
ご本人様の話しの中で、自分だけが食堂に取り残されている。
いつまでもほったらかしにされているとありました。
退院後、お席が変わり、
食堂全体が見えず残っている方も見えないから一人だと思い込まれている。
時間の認識があやふやになってしまい、
長時間ほっとかれているように感じていることが分かりました。
その為、なるべく時計が見えて食堂全体が見える位置で、
何時お迎えに来るかわかるよう、カードを作りお渡ししました。
そうすると、次は13:15に迎えに来るのね、待っているわね。
と笑顔で返して下さるようになりました。
TVを見たり、足の体操して待ってくださいます。
安心して待って頂くことが出来るようになりました。
今ではご入居者様と笑顔で会話されています。
良く良くお話を聞き、不安を取り除くことが大切であることを再確認致しました。
これからもただ暴れているだけではなく、
不安、心配を聞き出せるようになっていきたいと思いました。
サービス付き高齢者向け住宅 そんぽの家S西東京泉町 村越 綾
