11年前を思う
2022年3月11日
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます!
さて、このホームだよりを作成しているのが、3月11日になりますが、11年前の今日、東日本大震災が起こりました。
その日のことは、11年経った今も、ハッキリと記憶に残っています。
当時私は、就職して、ちょうど1年のころでした。当時は新人介護スタッフで、その日は勤務中でした。
揺れが始まると、どんどん大きくなり、スタッフリーダーに「非常階段のロックを外して!」と指示され(非常階段は電子ロックだったので、万が一、ロックが掛かったまま停電したら、閉じ込められる可能性があるとの判断でした)
建物の4階だったので、強い揺れに非常階段のドアノブを握りしめて必死に耐えていた記憶が鮮明に残っています。
揺れが収まると、すぐに、ご利用者様の安否確認を行い、仏壇や不安定な箪笥などを床におろして、余震対策していきました。
幸い、ご利用者様には怪我もなく一安心でした(入浴中の方もいらっしゃったので、不幸中の幸いでした)
ただ、ティータイムの準備中だったので、ティーカップとおやつのクッキーが全滅しました。
その後、ニュースを見て何が起きているのかを理解したときは、血の気が引いた記憶があります。
夜中は生きた心地がしませんでしたが、被災地を思うと、自分たちはまだ恵まれているのだなぁと胸が痛くなりました。
余震のたびに飛び起きたこと、翌日、スーパーやコンビニから商品が空になったこと、エレベーターが止まり、リレー方式で食事の準備をしたことなど、思い出すとキリがないくらい、色々な体験をしました。
この経験は、いつまでも私の中に残り続けると思います。
気づけば、もう11年前。私も年を取るわけです。
今の小学生以下の子供たちは生まれる前の出来事なんですね。
しっかり後世に伝えていく義務があるのだと、しみじみ感じております。
ちょっと、しんみりした1日でした。
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