鶴のゆくえ
2020年9月29日
今までこのホームだよりに上げてきた折鶴のお話です。
実はこの千羽鶴が完成したと伺った同じ頃に
折鶴を渡したかったお相手の方がお亡くなりになられたと
ご家族様よりご連絡を頂いていました。
ホームの中で良く撮られていたデジカメの写真はまだたくさんデータもあり
上名古屋のホームから場所を移された後もずっと
”ソンポの方たちに挨拶に行かにゃいかんわ“と
仰ってくださっていたそうです。
やりたい事やるべき事を自分で見つけて
それをこなしながら楽しそうにお話ししてくださる
人を惹きつける魅力ある方でした。
その方のご家族様よりご自宅にあった折り紙(奥様が折り紙名人だったそうです)を
折り紙教室などで使って欲しいとお申し出頂き
ホームにお持ち頂く機会に併せて千羽鶴を
直接ご家族様へお渡し頂く様にホームから申し出をさせて頂きました。
というわけで今回はそのお受渡しの時の写真です。
ご家族様もとても喜んでくださり
後日この千羽鶴をお仏前に備えた写真も送ってくださいました。
千羽鶴を作成されたご入居者様も
さみしいけれど無事お渡し出来て良かったですと喜んでくださいました。
そしてご家族様から私共へもとても温かいお言葉を頂き
私共スタッフ一同の励みとなりました。
本当にありがとうございました。
これからもご入居者の皆様にとって良き場所となれるように頑張っていきます。
