~ 誰でもスマホやタブレットで誤嚥リスクを可視化できる時代へ ~
2022年2月26日
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【ニュースリリース2022年2月9日】
音声で嚥下機能を評価する技術を共同研究開発 ~ 誰でもスマホやタブレットで誤嚥リスクを可視化できる時代へ ~
1.背景・目的
年々進む社会の高齢化において、嚥下機能低下による誤嚥性肺炎の増加は重大な社会的課題であり、その対策は急務となっています。厚生労働省の発表(令和 2 年(2020)人口動態統計の概況)によると、令和 2 年では、42,746名の方が誤嚥性肺炎でお亡くなりになっており、日本人の死因順位の 6 位と なっています。しかし、高齢者の嚥下機能評価を実施できる「摂食嚥下障害認定看護師」や「言語聴覚 士(ST)」といった専門職の人材は不足しているのが現状です。そのため、嚥下機能の低下に合わせて 形態等を調整する嚥下食は進歩しているにもかかわらず、嚥下機能評価を十分に受けることができない現状では個々に最適な嚥下食を提供できないという課題があります。そのような背景のもと、音声で健康状態や機能を判定する「音声病態分析技術」を有するPSTとSOMPOホールディングスが運営する未来の介護研究所「Future Care Lab in Japan」、SOMPOケアは、音声から高齢者の嚥下機能を評価する技術開発を目的とし2020 年 7 月より共同研究を開始し、精度の高い評価技術の開発を目指し、データの蓄積や判定方法(アルゴリズム)の検証を実施してまいりました。すでに共同での特許出願も行い、本技術を活用して高齢者の誤嚥性肺炎の予防や適切な食形態の提供に向けて、事業を展開してまいります。
2.嚥下機能評価技術の概要
今回開発した嚥下機能評価技術は、PSTが以前より研究開発に取り組んでいる、ヒトの機能や病態の違いによる音声変化を解析・判定する「音声病態分析技術」を元にした、いくつかの音声から嚥下機能の状態を分析し、蓄積されたデータを元に評価を行う技術です。通常、嚥下機能評価には以下の方法が用いられるため、簡便に、また恒常的に行うことが難しいとされています。
・「摂食嚥下障害認定看護師」や「言語聴覚士(ST)」が飲水・摂食時の状態を評価
・内視鏡を使用して嚥下の様子を直接観察(嚥下内視鏡検査)
・造影剤を含んだ食品を飲み込み、通過する様子をX線照射により観察(嚥下造影検査)
今回研究開発した技術を活用すると、専門職の経験値や専用の機器を必要とせず、手持ちのスマートフォンやタブレットを使用し、複数パターンの発声をするだけで即時に嚥下機能の定量評価が可能となります。また、最先端の解析手法を取り入れたPSTの「音声病態分析 技術」は言語に依存しない解析技術であることから、海外での展開が可能であることも今回の新技術の特徴です。これにより、日常的に嚥下機能をチェックし日々の推移を確認できるため、嚥下機能の低下を見逃さず専門的な検査へと進むことが可能になります。さらに、常に嚥下機能のレベルを把握しておくことで最適な嚥下食の提供を行え、重大な事象を未然に防ぐことにもつながります。
3.今後の事業展開
SOMPOホールディングスおよびSOMPOケアでは、本技術について、介護サービスにおける事業化や技術活用のノウハウやサービスを含めた幅広い場面での利用を目指します。PSTでは、本技術のさらなる研究開発を進め、さまざまな事業体への提供を行う事業を進めます。これらの事業を通じて、3 社で協力して高齢者の嚥下機能低下に関する社会課題の解決に貢献してまいります。
※嚥下機能(えんげきのう) 口の中で食べ物を飲み込みやすい大きさにして食道から胃へ送る一連の過程のことを言います。病気や、加齢などにより嚥下機能が低下することがあり、機能の低下は、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」を引き起こす原因となります。 誤嚥により、唾液や食べものなどと一緒に細菌が気道に入ってしまい、誤嚥性肺炎が引き起こされると考えられています。
足立区 有料老人ホーム
そんぽの家S扇大橋(サービス付き高齢者向け住宅)
副ホーム長 宮永
荒川区からもアクセスが良い
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【近隣 サービス付き高齢者向け住宅】
そんぽの家S扇東 https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000367/message/
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その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
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その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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