サービス付き高齢者向け住宅SOMPOケア そんぽの家S壬生(みぶ)ホームだより

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ホームの日常

季節を感じることの大切さ

2020年10月20日

こんにちは。

いつもご覧いただき、ありがとうございます。
副ホーム長・長曽でございます。

季節はすっかり夏から秋に変わりましたね。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?

ご入居者様との関わりをご紹介させていただきます。
文章が少し長くなりますが、ご一読ください。

一週間ほど前のこと
「ご利用者様からイチジクのお話しをお聴きしました。
ご自宅にお住まいの時には、この時期イチジクを食べておられたそうです。
『イチジク食べへんかったら、来年まで頑張って生きなあかんねぇ。』
『食べずには死んでも死にきれへんわ~。』と仰られています。」と
職員さんから報告がありました。


その日の帰宅途中にスーパーに寄り道しまして、
果物コーナーのイチジクめがけてまっすぐ歩を進めました。

小ぶりのイチジクが8粒入ったパックが10パック程並んでいます。
柔らかいの、硬いの、色が薄いの、色が濃いの……
どれがいいのかなぁ???と、全パックをチェック!!!
パックの底に果汁が付いてしまっている物を避けて
購入して帰宅しました。

帰宅後。
キッチンペーパーで1粒ずつ大切に優しく包み、
重ならないように冷蔵庫内に並べて冷やしました。

翌朝の朝食後。
冷蔵庫で冷やされたイチジクを手にご訪問。
「昨日イチジクが食べたいって仰ったとお聞きしたので…」と
イチジクををお見せすると…
『うわぁぁぁ~!買ってきてくださったの?』
『うれしいわぁ!!ありがとう!!!』
『山城(京都府南部地域のこと)のんじゃないですか!』
『本当にイチジク~!!!』
『少しずつ大事に食べましょう~。』
と、満面の笑顔と感謝のお言葉をくださいました。

ご転居されるまでは、錦市場の八百屋さんに行き、手に取って選別され、
よくよく熟したグニャグニャのを購入しておられたそうです。


ご転居前とご転居後、またご体調の悪化等で生活範囲が狭くなられた方に対して、
我々が何をご提供できるのか?を考え、行動した結果、その方の喜びに繋がり、
生活の質の向上に繋がっていると感じています。

これからも、日々楽しみを持って生活をしていただくことを大切にして参ります。

※ちなみに、イチジクはまだ残っているそうで、毎日ご報告くださいます~。
※費用は、事務所にて立替し、お引き落としにて精算させていただいております。

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