SOMPO多摩川寄席 開演
2022年7月24日
先日、S調布では初となる落語の寄席を開催いたしました!!
多数のご利用者さまがとても楽しみにしてくださっており、大盛況となりました♪
「多摩落語 寝床の会」の皆さまにご協力いただき、食堂にて開演。
今回は琉亭楽輝(りゅうていらっきー)師匠と、春乃家すい喬(はるのやすいきょう)師匠による古典落語です。演目は始まるまでのお楽しみとのことでしたが・・
さて、気になる今回の演目は!!
①「一目上がり(ひとめあがり)」
無教養な男の厚顔無恥ぶりを洒落のめすお噺です。
文字通り一目上がりに話が展開し、「賛(3)、詩(4)、悟(5)・・」とテンポよく同音の数字になぞらえて話を落としていく古典落語。話の展開がとても分かり易く、前座噺としてもよく使われるお噺です。
②「厩火事(うまやかじ)」
題名は孔子の故事から。ぐうたら亭主としっかり者の女房による喧嘩話です。
現代版にしてわかりやすく説明しますと、すぐ女性に浮ついた態度をとる夫を心配した妻とその女友達が結託して夫にハニートラップを仕掛けます。それに夫がどんな反応を示すのか。
果たして、そこに真実の愛はあるのか!?それともやはりただの浮気男なのか!?
実際の内容やテーマとはかけ離れておりますが、話の大筋は大体そんな感じです。
その「試し行為」により亭主のとった行動とその真意がこのお噺の見所です。
一人の咄家さんが複数の登場人物をその言葉遣いや抑揚、テンポ、トーン、声色、表情、動きなどを駆使し、聴衆にその情景を想像させて見事に演じ分けておりました。
咄家さんたちと私たちでは、お仕事として業種もその内容もまったく異なりますが、「相手に何かを伝える」という部分でとても良い勉強になりました。
ご利用者さまはもちろん、ご家族さまや落語に殆ど馴染みのないスタッフも参加。
皆さま、とても楽しんでいただけたご様子で何よりです♪
テーブルに赤い毛氈を敷いただけの即席の高座です。
毛氈、座布団、めくり台、出囃子音源などは先方がご用意してくださり、こちらはテーブルを1台お貸し出しするだけでしたので非常に助かりました!!
ご利用者さまから早速次回のリクエストをいただいたので、日程の調整をしたいと思います!!
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