この暑い夏だからこそ!【いまさら聞けない熱中症講座】
2023年8月19日
Hola !
みなさまいかがお過ごしでしょうか? そんぽの家S梶が谷の松井と申します。
夏も終わりに向かってきておりますが暑さは変わらず、いや、むしろ悪化しているとも言えます。
猛暑と言うより酷暑。アイスクリームよりかき氷が食べたい、そんな日々でございます。
ところで皆様は今年のこの暑さに対してどのような対策をとられていましたか?
そう、今年の8月7日~8月13日までの全国の熱中症による救急搬送人員は、7,266人。大体6両編成の満員電車3台分くらいですかね。
それだけの人数が倒れているので皆さんも油断は禁物。
今回は少しだけ、熱中症についての解説をしていきます。
それでは、はじまりはじまり。
熱中症とは、周囲の気温の上昇や過度の運動により、体温が上昇して発生する健康障害のことです。
主な症状は大まかには4種類。
①熱失神(めまい、一時的に失神する、顔面が真っ青になる)
②熱けいれん(筋肉痛、手足がつる、筋肉が痙攣する)
③熱疲労(全身が重だるい(倦怠感)、頭痛、寒気、嘔吐、集中力や判断力が低下する)
④熱射病(発熱、呼びかけや刺激に対して反応が鈍い、言動が不自然、ふらつく)
上記のような症状になった場合は要注意です。もしこのような症状が出てしまった場合はどのように対処するべきか。
一つは、「体を冷やす」こと。
日陰に移動する、エアコンの効いた部屋で過ごす、冷たいシャワーを浴びる、冷たい飲み物を飲む等、体の温度を下げましょう。身体を冷やす場合は大きな血管の通っている所、首筋や脇の下、股(鼠径部)の所を冷やすとより効果的です。飲みやすいからと温かい飲み物を飲んだり、冷えピタなどを使用するのは直接的に体を冷やすことは出来ていないのでなるべく避けてくださいね。
もう一つは、「水分を補給する」こと。
一番有効と言われているのが塩分を含んだ水分の摂取を促すことですね。「経口補水液(OS-1など)」や「スポーツ飲料に食塩を少量加えたもの(1Lに対して食塩小さじ1/2程度)」を飲むのは非常に有効です。冷えていればなお良し。分かりやすい基準としましては、OS-1を飲んだ際に「おいしい」と感じたら要注意。脱水のサインです。
では、もし熱中症になったとして(もしくはなっている方を発見したとして)救急車を呼ぶ・呼ばないの判断基準はどのようなものでしょうか?
まず、一つの基準として上記のように体を冷やしたり、水分を補給しても体調が戻らない場合です。
もう一つは、熱射病(④)の症状が出ている場合。
どちらの場合も危険な状況の可能性があるため、重篤化する前に早急に救急車を呼びましょう。
もちろん、熱中症にならないに越したことありません。そのためには、常日頃から予防の意識も持っていただけるとよいでしょう。外に出ていたりすると、汗がすぐ蒸発してしまい自分が脱水症状になっていることにも気付きづらいです。こまめに水分・塩分補給をしたり、直射日光を避けるために帽子・日笠等を活用する。他にも、空調の効いた室内で休んだりと方法はいろいろあります。その場その場で自分の体を労わってください。
熱中症による死者はここ数年、年間において平均1000人以上確認されています。一つの油断が命取りになりかねません。最近起こる熱中症の4割は室内で起こっています。「私は大丈夫」とは思わずに予防対策もしっかりとお願い致します。
さてさて、今回はかなり簡単にですが熱中症についての色々を紹介させていただきました。
熱中症は怖いですがそれ以上に夏は楽しい季節です。
適切に予防して楽しい夏を過ごしましょう!!!!!
夏 ! 楽しい !!!! 満喫 !!!!!
それではまた次回 !
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