【熱中症の予防と対策】
2022年7月6日
いつもホーム便りをご覧下さりありがとうございます。
本日は【熱中症】についてお話ししたいと思います。
暑さによって起こる様々な体の異変を【熱中症】と言います。
気温が高い環境に居続けることで体温が上がり過ぎたり、
汗をかいて脱水症状になることなどが熱中症を引き起こすと言えます。
〈高齢者は特に注意が必要〉
軽症では、立ちくらみ、こむら返り、手足のしびれ、気分が悪くなる、
中等症では、頭痛や吐き気・嘔吐、倦怠感などが現れ、また
重症になると、意識障害や痙攣、手足が動かなくなる等々、
命にかかわることがあるので、熱中症を防ぐための対策が必要です。
熱中症は炎天下の屋外での運動や長時間の作業をする事で
起こりやすいと思われがちですが、
実際には家の中で起こることが最も多いと言われています。
家の中で起こる熱中症は、じわじわと時間をかけて体調が悪化します。その為、
自身や周囲の人たち気付かないうちに危険な状態になってしまうのです。
熱中症で病院に搬送される人の半数以上が高齢者です。高齢者は一般的に、
暑さ寒さを感じる機能が低下していることが多く、気温が高い環境下でも
自覚症状がないまま熱中症の症状が進行していることがあります。
また、喉の渇きにも気づきにくく、体の中の水分量が減っているため、
少し汗をかいただけでも、すぐに脱水症状になります。
また、心臓病、腎臓病、高血圧、糖尿病等の持病があると重症化することもあります。
〈家の中での熱中症対策〉
熱中症の対策としてエアコンを使って涼しい環境を保つことが最も重要です。
目安としては室温28℃以下、湿度70%以下に保つとよいと言われています。
室温や湿度は体感ではわかりにくいので、温湿度計があるとよいかと思われます。
数値を視覚化して確認し、目安の温度・湿度が上回るようであれば
すぐにでもエアコンを使いましょう。
また、暑さにより体への負担は蓄積する為、熱中症が数日かけて重症化することもあります。
エアコンが苦手で「我慢できる暑さなら使いたくない」という方は注意が必要です。
日中だけでなく、暑かった日の夜や睡眠中にも、エアコンを積極的に使い、
就寝中の熱中症や脱水を防ぎ、涼しい環境下で眠ることで疲労回復ができ
それがまた熱中症の予防にもなります。
睡眠中にエアコンを使うと体がだるくなるという方は
エアコンの設定温度を高めに設定したり、タイマー機能を使うなどするとよいでしょう。
〈こまめな水分補給が重要〉
必要な水分摂取量は、体格や年齢、活動量などにもよりますが、
食べ物に含まれる水分とは別に、一日に1.2リットルの水分摂取が必要と言われています。
水分補給は「喉が渇いたら飲む」のではなく「喉が渇く前にこまめに飲む」ことが重要です。
起床時、3度の食事の時、朝10時と午後3時の休憩時間、入浴の前後、就寝前などと
水分補給するタイミングを習慣にするとこまめに水分補給ができます。
水分補給は水や麦茶が好ましいですが、汗をかいた時や食欲がない時は、
塩分や糖分も補給できるスポーツドリンクをお勧めします。
近頃芸能人もCMで宣伝しているOS1などもよいと思います。
〈熱中症の応急処置〉
熱中症を疑う症状が見られた場合には、先ずは意識の有無を確認します。
「大丈夫ですか」などと声をかけて返事がなかったり、
しっかりと返答ができない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
しっかりと返答ができれば、涼しい場所に移動させて、
服を緩め、体を冷やし、水分を摂らせましょう。
自力で水分を摂取できない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
体の冷やし方として、保冷剤や凍らせたペットボトルをタオルやハンカチでくるみ、
首やわきの下、太ももの付け根など太い血管が皮膚の近くを通っている部位に当てて
効果的に冷やしましょう。
冷たい水で濡らしたタオルやハンカチで顔や手を拭くだけでも効果があります。
暑い日が続きますが、熱中症が起こる前にしっかり対策をして、
予防していきましょう。
そんぽの家S足立保塚 足立綾子
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