認知症ケアの一工夫 ～お困りごとと薬の影響の関係性を探る重要性 実践のポイント②～
2021年9月10日
そんぽの家S八乙女では、認知症ケアに力を入れております。
「HECTアプローチ」というSOMPOケアのオリジナル認知症ケアツールがございます。
「HECTアプローチ」は認知症に伴って起こる困りごとを軽減させるのに効果的な手法です。
認知症で起こる困りごとには、なにかしらの原因が関係しています。
高齢者のためにだされる多種類の薬が、高齢者の心身に与える影響は大きく、特に認知症の高齢者に対しては劇的な影響を与えてしまう可能性があります。もしかしたら、お薬の影響で、困りごとが起きているのかもしれません。
実践のポイント② ～困りごとと薬の関係に注意する～
ビタミン剤や胃薬など、困りごとと関係がないと思われている薬も、本人様の不安や体調不良に関係しているかもしれません。薬の変更に伴って困りごとが生じた場合には、処方を変更していただくことも必要かもしれません。医師に相談し、新規に処方されたものは中止し、以前の処方に戻してもらうことも有効な可能性があります。
