認知症ケアの一工夫 ～お困りごとと慢性疾患との関係性を探る重要性 実践のポイント②～
2022年3月28日
そんぽの家S八乙女では、認知症ケアに力を入れております。
「HECTアプローチ」というSOMPOケアのオリジナル認知症ケアツールがございます。
「HECTアプローチ」は認知症に伴って起こる困りごとを軽減させるのに効果的な手法です。
認知症で起こる困りごとには、なにかしらの原因が関係しています。
多くの方が、認知症の発症や進行する以前から糖尿病や心疾患などの疾患を先立って持っておられることがあります。
認知症によって、もともと持っている病気の辛さを上手く伝えられないのかもしれません。その結果、これらの慢性疾患も、認知症に影響を与え、生活における困りごとを起こしてしまう可能性があります。
実践のポイント② ～慢性疾患とお困りごととの関連性を検討する場合、現在の症状と関連があるものに限定して検討する～
現在の状態とは関連がい疾患と、現在の状態に深く関連する疾患とを区別しておくことも大切です。例えば、昔脳梗塞などを発症されていても、今の生活に影響がない場合には、行動障害との関連性を検討する必要性は低いです。
