ホーム長のひとり言
2023年11月13日
～ホーム長のひとり言～
自由とリスクについてはいつも付き纏う問題です。
そんなことに頭を悩ませる日も実はあります。
ご本人様の想いとご家族様の想いといつも一致しているとは限りません。
ご利用者様の人生を自分で決める事の重要性もわかっていても、、、
家族様のご利用者様への心配や愛情もよくわかり、、、
その両者の話をそれぞれお聴きすると、どちらの想いも大事にしなければとも感じます。
介護の現場では「あるある」の話の一つかもしれません。
私が伝書箱のように伝えるだけでは何も決まりません。
家族の問題だからと家族で決めてくださいとも言えません。
なぜなら私たちの仕事は生活を支えることだから、無関係ではないのです。
すべての問題の解決には至らなくても、
お互いの想いや言い分を「冷静に話し合って決める」ことはとても大切なように思います。
・ご利用者様の想いを家族様に知っていただく
・ご家族様の想いをご利用者様に知っていただく
・間違って伝わらないようにファシリテートする
きちんとお互いの想いも伝えつつ、そして相手の想いも知ってもらいながら
今できる答えを導く。
そんなお手伝いがホーム長としては必要な役割だと感じています。
少しの前進、少しの解決、少しの自由の獲得
そんな程度からかもしれませんが地道に続けていくことが
ご利用者様とご家族様と事業所の納得いく形に繋がっていくと信じています。
そんなにすっきりうまくいかないですけどね
