「芸術の秋」
2021年10月25日
今週に入ってから朝晩がすっかり涼しくなり、そろそろ衣替えの時期・・・
秋が深まってきているのを感じますね。
そういったところで、この度の企画「〇〇の秋」。( https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000320/message-detail/100247 )
今回は「芸術の秋」のご紹介。
三条桧町の「芸術の秋」は皆様をお出迎えする玄関の「絵」をリニューアル!(^_^)
7月末から1階エレベーターホールに飾っていた「夏」らしいヨットハーバーの絵から、「秋」らしい「朱竹」の絵に掛け替えました。
「朱竹」とは、あまり聞き慣れない言葉ですが、その絵が描かれた衣類を身に付けたり、絵画を飾ると「子孫繁栄」「立身出世」「家業繁盛」が叶うという伝承があります。
早速、お客様がご覧になられ、職員にお話しくださりました。
こちらのお客様、俳句がご趣味で、いつもホームだよりでご紹介させて頂いていますが、
(こちらの記事です… https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000320/message-detail/94500 )
「朱竹」の意味をお尋ねられたので職員がお答えすると、
「それは縁起がいいですね。あと竹だけでは俳句の季語にはならないんですよ。
「若竹」という季語が初夏で使えるんで竹だけ聞くと春から夏のイメージがあります」と仰られていました。
その後にもう一度事務所にお見えになられ、一旦居室に戻られてから歳時記でその他にも季語が無いか?気になり調べられたそうです。
「竹落葉」は「落葉」とつくと秋の季語なのに夏の季語なんですよ。と説明してくださり、
「竹の秋」は「秋」とつくのに晩春の季語
「竹の春」は「春」とつくのに仲秋の季語
と、「竹」のつく言葉にも色々あってそれぞれ表す季節が異なるのだそうです。俳句は奥が深いなぁと感心致しました。
ちょうどエレベータから降りて来られたこちらのお客様。
絵画を変えた事をお話ししたところ、
「金の台紙に朱色の竹が綺麗ですね。竹といえば若い頃「呉竹」という街に住んでいて、そこは奈良筆の産地で竹が身近にありました」
「筆ぺん」で有名な会社の所ですか?と職員が尋ねたら、「そうそう」と懐かしそうに話してくださいました。
援助で食堂に行く途中に絵画が変わった事を話したお客様からは、
「だいぶ昔に朱竹の話は聞いた事がありますね。お友達がご商売をされていてそこの店先に飾ってありましたよ。」とそのお友達の事も一緒に話して下さいました。
飾る絵を変えてご覧頂くと、その絵を通してお客様それぞれから、思い思いの昔のお話しや、色んな知識・経験から来るお話しを伺うことが出来ました。
季節に合わせて、館内を少し変えると、お客様皆さんのお心に何か刺激になるように出来るのは、毎日をお過ごしになられるにあたっての張り合いに繋がると思いますので、これからも引き続き行って行きたいと思います。今年の秋は短そうですが、今は秋を楽しみましょう(^^♪
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