「斑鳩の秋」
2021年11月8日
今年は、【聖徳太子1400年遠忌】の年で、東京の国立博物館では特別展が開催されるなど、奈良に関連する
色々な行事がコロナ対策を行ったうえで開催されています。
奈良県斑鳩町にある法隆寺では毎年11月1日～3日に限り西院伽藍の奥にある「上御堂」が
特別開扉されて堂内を見学する事が可能で、天高く澄んだ青空と紅葉と御堂が良き風景と
なってました。
西院伽藍の外側から南大門と五重塔を見上げたら綺麗な紅葉の景色が広がっていて、
この後ろの池には、かの有名な句「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の石碑があります。
修学旅行に来ていた中学生が、ガイドの方と一緒に詠んでいるのを、微笑ましく聞いていました。
そんな法隆寺の紅葉を撮影した写真を、以前斑鳩にお住まいであったご利用者様に
お見せしましたところ、
「法隆寺はよく行きました。まだあの周りが住宅地になる前にはその近くの山も
遊び場で走り回ってましたよ」
「紅葉も本当に身近にあって山が赤や黄色の色に染まるのをよく見てました」
と当時の事を懐かしそうに話して下さりました。
暦の上では昨日で「立冬」。これからは冬になってゆきます。
すぐ近くの奈良公園も紅葉の名所。次第に赤く色づいていっています。
空気も夏の頃の厚さが嘘のように、段々と冷えるようになってきました。
体調を崩しやすい季節です。皆様どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ。
