介護の課題検討 第一回 【男性の立って行う排尿について】
2019年10月19日
皆様、お元気ですか?
本日は、事業所で生じている介護の課題について、取り上げたいと思います。
今回、取り上げる課題は「男性の立って行う排尿について」です。
私も、現在もですが、立って排尿をしています。
昔は、よく便座を上げずに行って、便座カバーを汚してしまい
母と妹(女性陣)に怒られたものです。
最近の若者では、座って排尿する習慣が
できている人もいるようですが、僕たちの世代は
立って行うのが普通の状況です。
それは、ご高齢の男性も同じでどうしても習慣として
立って排泄をされる習慣があります。
そのため、便座や床、下衣が濡れてしまったり、適切に衣類を着用できず
尿汚染が生じてしまう方がしばしばいらっしゃいます。
ごく普通の行動ですが、意外と解決するのが難しい問題なのです。
記憶障害が伴うと、やはりお伝えしてもご理解頂けず
習慣化した行動の為、繰り返されます。
先日も、カンファレンスで、この課題について職員と検討会を行いました。
対策としては、よく便器が見えるように、明るさの調整や
下衣の着脱を安定して行える支えの設置、また着脱し易い衣類の
着用により、自立した排泄が行える環境の整備を行います。
排尿障害が伴う場合は、治療を行う必要もあるかもしれません。
見当識障害の為、トイレの場所がわからなくなる状況もみられた為、
トイレにトイレマークの標示を貼らせて頂きました。
また、援助としても、定期的に訪問し、下衣が適切に
着用されているかの確認と、それに合わせてトイレ誘導もさせて頂いております。
それによって、ベッドが濡れてしまうような大きな尿失禁は軽減されました。
しかし、立って、排尿をされることは改善されていない為、
便座とトイレの床は濡れてしまっていることが多い状況です。
繰り返しの、トイレに座っての排泄の促しにより、少しでもご理解頂けないか継続すること。
お願いの案内文の掲示、また、トイレマットの使用により、床が直接
濡れることを防ぐように、次は対応していこうと考えております。
効果的な対策が見つかりましたら、また、ご報告させて頂きます。
私も、今のうちから、座っての排尿を心掛けた方が良いのか、と悩む今日この頃です。
ホーム長 宮本
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