看護師のお仕事・その８
2022年1月11日
寒さが厳しい今日この頃…皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、本日は『看護師のお仕事・その8』としまして、体位変換についてのお話をします。
ご病気による身体の障害や、加齢に伴う筋力の低下によって、段々と臥床している時間が長くなり、寝たきりとなってしまう方は多いです。
健康な方は寝ている間に自然と寝返りを繰り返していますが、寝たきりの方はそれが自分では出来なくなります。そして、そのままずっと同じ体位で臥床していると同一部位の圧迫や、血流が滞ることで褥瘡、いわゆる床ずれが出来てしまうことがあります。
画像のような三角の枕を体の下に入れ、横向きをすることで除圧していくのが一般的な体位変換です。
細かい注意点や方法は長くなるので割愛しますが、施設のスタッフは日々皮膚状態の確認を行いながら、体位変換を実施し、褥瘡が発生しないようにと予防に努めています。
…が!!この体位変換の専用枕、意外といいお値段するんですよ…あれば便利で使いやすいんですけどね…
普通の枕でもいいですが、ちょっと小さいんですよね…なにかいい方法はないか…
ということで、お部屋にあるもので、体位変換用の枕を作ってみました☆
使うのはバスタオルと柔らかめの毛布です。
バスタオルをしっかりめに丸めて芯にします。
そこに、毛布をくるくると巻き付けていきます。
巻いた毛布が取れないように、テープで固定。
はい、こんな感じになります。大きな海苔巻きみたいですね(笑)
このままでも十分使えるんですが、少し凸凹しているし、テープが当たると痛そうですよね…
………
カバーを作ってみました!!
(注:お裁縫は看護師の仕事ではありません。個人の趣味です)
これで安全に安心して使用できます。
小さなことではありますが、身近にあるものを工夫し、ご入居者さまのことを考えて、日々のケアにあたっております。
睡眠は大切ですので、皆様もご自身にあった枕を使うなどして、快適な睡眠をとってくださいね。
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『すべてはご入居者さまの笑顔のために』
介護付き有料老人ホーム
SOMPOケア そんぽの家 東砂
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