昭和の思い出と、語り継がれるもの
2023年11月17日
いつもホーム便りをご覧いただきありがとうございます。
今回は、私共の施設が11月17日 (金)に実施いたしました、昭和を巡る旅ツアー「昭和館探訪」のご様子について、ご紹介させて頂きます。
今回の外出は、ご入居者様の「昭和を感じたい」「昭和の思い出を振り返りたい」というご要望に基づいて、計画させて頂きました。
どなたさまも、「昔を懐かしんでも仕方がないけど、でもどうしても昔が懐かしい」という思いを持たれており、どうにかそのお気持ちに寄り添えないかと私共が導きだしたのが、東京、九段下にある歴史資料館『昭和館』見学のご提案でした。
『昭和館』内での見学が始まりますと、各入居者様食い入るように展示物を見つめられており、展示コーナーを一つ一つ進むたびに、「ああ、そうだった・・・。母も私も、これを使っていたっけ・・・。まるで時代を遡ったみたい」と、昔を懐かしんでおられるご様子がありました。
今回ご紹介させて頂いている写真の「防空壕体験コーナー」では、一緒に座る介護スタッフに対して、戦争の辛さや悲しさだけでなく、「みんな苦労をしました。でも、みんな逞しく生きていたし、他者のことを思いやって必死に生きていた」と、ご自身が体験した昭和の記憶を、新しい時代に生きる私共にお伝えして下さりました。
帰り際には、皆様笑顔で「大変良い経験をさせて頂きました。今日は本当にありがとう」という言葉をかけて頂きましたが、その中でも、特に私が嬉しく思いましたのが、「また来たいかですって。ええ、もちろんよ。今度来るときは、私の (世代の) 先輩も一緒よ。こんなところがあるんですよって、みんなに教えて上げなきゃいけないんだから」という、参加されたご入居者様の、心よりのお言葉を頂いたことでした。
案内して下さった、『昭和館』の職員様も大変親切にして下さったとの事で、この場を借りて御礼申し上げます。私共のご入居者様が、最後まで、「もっと展示を見ていたい」「次は、もっと長い時間ここに留まりたい」というお言葉を呟いておられたのは、偏に、『昭和館』の皆様が歴史と文化を守って下さっておられるからだと思います。
今回は、私共のご入居者様に懐かしい時間を提供して頂きありがとうございました。
また、次回も訪れさせて頂こうと思いますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
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お知らせ
私たちの施設では、積極的に子ども食堂の開催を実施しております。
是非、地域の方々と笑顔を作れる会を共有し、地域社会のお役に立ちたいと考えておりますので、当施設の子供食堂にご興味を持たれた方がおられましたら、下記の問い合わせ先などを参考にして頂き、どうぞお気兼ねなくご一報をよろしくお願いいたします。皆様のご来訪を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
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