世界アルツハイマー月間 2022
2022年9月18日
いつもホームページをご観覧下さり、誠にありがとうございます。
ホーム長の佐々です。
今年も9月21日が【世界アルツハイマーデー】となっていまして、
9月中は【世界アルツハイマー月間】となります。
昨年も認知症の事について投稿させて頂いたかと思いますが、
今年も認知症について少し触れていきたいと思いますので、どうかお付き合いください。
まず、全世界での認知症を患っている方ですが、世界保健機関(WHO)が発表した報告書によれば、世界の認知症有病数は現在、およそ3,560万人に上ります。
そして、2030年までに2倍の6,570万人、2050年までに3倍の1億1,540万に増えると予測されているのです。
日本ではどうでしょうか?
65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計15%で、2012年時点で約462万人に上ることが厚生労働省研究班の調査で明らかになっています。
そして、その数が2025年には730万人へ増加し、65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると推計されています。
また、高齢になるにつれ、認知症の割合は増加するとも予想されています。85歳以上では、55%以上の方が認知症になるともいわれています。
認知症と言っても幅広くあります。
まず、認知症の予備軍とされる
【MCI:mild cognitive impairment】軽度認知機能障害
1.記憶障害の訴えが本人,または家族から認められている
2.日常生活動作は正常
3.全般的認知機能は正常
4.年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害
が存在する
5.認知症ではない
【アルツハイマー型認知症】
初老期もしくは高齢期に発症し、進行性の認知症症状を主症状とする原因不明の脳萎縮性疾患。
中核的な症候は近時記憶障害であり、日々のエピソード記憶障害が特徴的。
【脳血管性認知症】
脳動脈硬化によっておこる脳梗塞、脳出血、特に小さい梗塞が多発した場合に多くみられる認知症。
急激な発症と階段的増悪、動揺性経過をたどりやすい脳の血管障害が原因でおこる脳血管障害の30%~40%が認知症をおこすといわれている。
【レビー小体型認知症】
• 中枢神経系に多数のレビー小体の出現
• 欧米では変性性認知症疾患でADの次に多い
• 主症状・特徴は、
1.進行性の皮質性認知症
2.早期よりのパーキンソン症状
3.生々しい幻視
4.認知機能の動揺・変動
5.非現実的妄想
6.重篤な抗精神病薬への過敏性
【前頭側頭型認知症】
◆臨床的特徴
初老期におこり、一部は家族性をしめす
ADとの比は10分の1以下
臨床症候群であり、進行性の前頭・側頭葉変性を示す
◆臨床症状
高度の性格変化、社会性の喪失、注意、抽象性、計画、判断等
の能力低下が特徴。言語面では会話が少なくなり末期には緘黙
となる
記憶、計算、空間的見当識は比較的保たれる
画像では病理の萎縮部位に対応する選択的な前頭葉・側頭
葉の異常が描出される。
上記以外にも
・神経原線維変化型認知症や嗜銀顆粒性認知症等があります。
認知症の中には【中核症状と周辺症状(BPSD)】と言われる症状があります。
中核症状とは・・・
・記憶障害
・実行機能障害
・見当識障害
・失行
・失認
・失語(言語障害)
周辺症状(BPSD)とは・・・
【行動の症状】
・徘徊
・多動
・不潔行為
・暴言暴力
・収集癖 などなど・・・
【精神の症状】
・不安
・抑うつ
・妄想
・幻覚
・誤認 など・・・
環境の変化などに極端に弱い方などもBPSDの症状が出やすくなったりします。
しかし、こういった症状が出た場合でも、一つずつ問題をクリアしていくことで、
ご本人様が落ち着き、安定した生活を送ることが出来るのです。
認知症ケアの中で、ユマニチュードという認知症の方に対する接し方があります。
これは、説明してしまうと長くなってしまうので割愛しますが、簡単にお伝えすると、
【認知症の方であっても、人間の尊厳を保つように接する】という事です。
認知症の方で、短期記憶障害があって、すぐに忘れてしまう方でも、その時の感情はありますし、
対応にその時の接し方によって「なにか嫌だなぁ」という感情が生まれれば介護拒否にもつながります。
私たちは認知症の方でも健やかに、安心して生活を送っていただくよう、
色々な知識を取り入れ、少しでも多くの笑顔を引き出せるように対応しています。
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SOMPOケア そんぽの家調布多摩川
ホーム長 佐々
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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