血清療法発見の日
2021年12月4日
皆様こんにちは。
いつもホームだよりを見て頂きありがとうございます。
いよいよ12月に入りました。今年も1ヶ月足らずですが、職員一同頑張って参ります。
さて本日12月4日は1890年(明治23年)のこの日、北里柴三郎とエミール・ベーリングが連名で破傷風とジフテリの血清療法の発見を発表した日です。
血清療法とは、菌体を少量ずつ動物に注射することで、体内に入った毒素を中和して無力化する治療法です。
例えば毒蛇や毒蜘蛛にかまれた場合や、傷口から破傷風菌が入り、その菌作の毒素が体内に広がった場合などに、緊急の治療法として使われます。
他の動物の体であらかじめ作っておいた抗体を精製した血清を注射することにより、体内に入り込んだ毒素や病原体を素早く取り除くことができます。
破傷風とジフテリアで開発された血清療法は後に、コレラやチフス、赤痢など様々な感染症の治療に使われ、たくさんの命を救いました。
北里氏はこれらの偉業から「日本の細菌学の父」とも呼ばれています。
後に多くの命を救い、医学の進歩や教育に尽力を尽くした偉大な方ですね!
難しいお話でしたがこれからもなにか介護、医療に関連がありそうなお話をご紹介いたします。
皆様12月に入り、寒さが一段と増してきました。お身体にはお気を付けください。
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