思い出の手作りひな人形
2024年2月28日
そんぽの家浜の茶屋のエントランスに、素敵なひな人形達がやって来ました!
お顔がふくふくとして可愛らしいだけでなく、繊細な造りに思わずうっとり…
今回はこちらのひな人形にまつわるエピソードをご紹介致します。
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こちらのひな人形、実は『木目込み人形』でして、とある入居者様が40年前に手作りを
された作品です。
いつか生まれる女のお孫様のために、とキットを密かに買い求められていました。
そして、待望の女の子のお孫様のご誕生、とてもお喜びになられたご本人様!
ひな祭りまで残り数カ月・・・・・・ 見事完成させて、桃の節句を迎えられたそうです!!
ここ最近、目の見えにくさが進んでおられ、元気がなかったご本人様。
『目が見える内に、またひな人形が見たい。みんなにも見てもらいたい』
そんな思いを職員や家族様に言われ、やって来たのが、このひな人形達でした!
まず届いたのは大きな箱の数々。
ホーム「え、こんなに大きな荷物?」
家族様「え、だってひな人形でしょ?7段でしょう、母の希望がそうなので」
家族様総出で準備や組み立てをして下さりました!
(手伝いたくても、何も出来ず、同意のうえメイキング画像を撮らせて頂きました…)
ご本人様にも準備段階で来て頂きました。
「金色の屏風が見えるよ! やっぱり人形はよく見えないけど、触ったら作っていた時の事を思い出す! 懐かしい…」
元気がなかったご本人様が、嬉しくて泣きそうだという表情で、作っていた時の様子などを
教えて下さりました。
とにかく日にちがなくて、ご家族が寝ている間もひっそりと夜なべして作った事、
小物は関東の知り合いから浅草の卸問屋から取り寄せたり等、みんなの力で出来上がった
ひな人形である事、など
『まるで昨日のことみたい』にお話して下さりました。
入居者様の思いが込もった手作りひな人形は、ご厚意でしばらく飾らせて頂く事となって
います。
皆様もご来訪の際には、是非ご覧ください。
私達が味わわせて頂いた感動を体感して頂ければ嬉しく思います。
