「睡眠センサー」の活用
2021年3月10日
ホームページをご覧いただきありがとうございます。ホーム長の小澤です。
暖かくなりました。「春眠暁を覚えず」というぐらいに過ごしやすい季節が近づいてきております。
ただご高齢になると熟睡があまりできなくなり、眠りが浅くなってしまう方が多くいらっしゃると謂われています。
今回は今年12月より施設に設置された「睡眠センサー」を使っての取り組みを紹介いたします。
「睡眠センサー」を簡単に説明させていただくとベッドマットの下に敷くだけで、ご入居者様の睡眠状態(睡眠されているのか覚醒されているのか)、呼吸数、心拍などがPCやスマホで見れる優れものです。
「睡眠センサー」を使用することでご入居者様の起床・就寝時間の把握、トイレに行かれる時間や睡眠状況の把握、様々なことに活用でき、ご入居者様の困りごとの解決の糸口になる可能性があります。
最近スタッフの岩田さん(石神井公園のアイドルです。)は出勤するとすぐに、決まったご入居者様の睡眠状況を確認されます。
「思ったより眠れているのかな?」「以前よりは入眠時間が増えているご様子です。」
と私に報告をくれます。
気にされているご入居者様は長くホームで過ごされている方ですが、最近岩田さんが夜勤で勤務すると以前と比べ若干夜間起きていることが多く、朝食時眠そうにされていることや機嫌が悪くなり援助を拒んでしまうことが増えていたそうです。
伝えることが出来ない方なので言葉以外のご様子でお気持ちを読み取るしか方法はありません。
「最近眠れていないのでイライラされているのでは?」
そう思った岩田さんは睡眠センサーデータを確認して、横になっているが全時間帯他のご入居者様と比べ明らかに入眠されている時間が少ないと私へ報告。
皆で分析してそのことを往診医へ相談。往診医にも睡眠センサーのデータを確認していただき、検討していただいた結果、少量からの睡眠導入剤がスタートとなりました。
現在、他の方と比べまだ長くはないですが少しずつ入眠時間が増えており、朝食時、眠そうにされていることや援助を拒むことが減っていると報告を受けています。
岩田さんはご入居者様の困りごとを解決できたかを心配になって毎回確認してくれていました。
ありがとうございます。
ご入居者様にはゆっくり入眠いただきたいですね。
今回はデータから睡眠状況を往診医に提供でき、医療に活用できた一例を挙げさせていただきましたが、もっと様々な活用をしております。
そのため写真のようにスタッフは手が空いた際に積極的に確認してくれています。
あくまで睡眠スキャンはデータを提供するツールです。
今回はスタッフがご入居者様のご様子変化に気づき、行動したからこそ活用できたと思います。今後も日々のご入居者様のご様子に気を配り、睡眠センサーも活用してご入居者様の困りごとを解決に取り組み、笑顔を増やしていきたいです。
「毎日が笑顔で過ごせるホーム」を目指して
介護付きホーム そんぽの家 石神井公園
ホーム長 小澤 史典
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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