福祉用具と『自立』
2021年5月27日
ホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、皆さんは『自立』というとどのようなものを思い浮かべますか?
実は介護の基本理念として『自立支援』というものがあります。
旧来、介護では障害をもった方に対して『できないこと』を中心にして援助をする傾向がありました。
そのため、なんでもお手伝いするという過剰な介護により本来もっていた身体的な能力の低下、更には認知能力や意欲、更には個人的な尊厳の低下を招いてしまう事も…。
そこで今ではその方自身の『できること』に着目した『自立支援』が重要視されるようになりました。
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今回は、そんぽの家新川崎で行っている福祉用具の活用による『自立支援』をご紹介します!
さて、私たちはトイレに行きたいと思ったときに、自分でトイレに行くというのは『普通』だと思います。
では、次の写真をご覧ください。
さて、写真をみて皆さんは何かわかりますでしょうか?
ピンと来た方や、何となくだけどこういうものじゃないかな?と想像がついた方もいると思います。
別の方向から見るとこんな感じです。
これでわかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
廊下の各所に置かれたこの手すりのような福祉用具、
歩行が不安定な方などが、転倒せずにトイレ等へ安全にお一人で歩きながら行けるようにするためのものです。
転んで怪我をさてしまったりする危険を減らして『できる』ことを活かすためには時には福祉用具がとても有効な場合もあるのです。
入居者様の自立性を尊重し、『普通の生活』の実現の為に『できること』を大切にした介護をこれからも心掛けていきたいですね。
そんぽの家新川崎 副ホーム長 飯島
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