認知症による帰宅願望
2020年8月29日
そんぽの家 武蔵村山では、認知症と診断された方もご入居されています。
加齢に伴って、記憶力などの認知機能は多かれ少なかれ皆さん低下します。
世間で言われる認知症の困りごとの多くは、ご本人の不安からくる行動が理解できないために起こります。
例えば、家から出て行ってしまうのも最近の記憶が阻害され、昔の記憶で行動するからです。
その為、行動理由を伺うと「仕事に行かないと」とか「家族のご飯を作らないと」といった過去に行ってきたことを目的にされていることが多いのです。
記憶があいまいになり、自分の存在が揺らぎ、不安となり「〇〇しなきゃ」となります。
いくら現実の状況を説明しても不安が解消される訳ではありません。
以前、「家に帰ってご飯の準備をする」と言って興奮されている方と、「じゃあ一緒に帰りましょう」と一緒に歩いたこともあります。
実際には、お子様も独立されて引き払っているので帰る家はないのですが、ご自身には今朝出てきた家なのです。
一般的に認知症状がある方は驚くほど歩く事が知られています。
それでも色々な話をしながら歩いていると、不安が解消するのか疲れを見せたりお腹が減ったりと言った声が聞かれるのでお茶するなどして帰ってきます。
多くの場合、バリバリ働いていた時や子育てで大変だった時に戻られる事が多いです。
まれに、女学生に戻る方もいらして色々な話を聞く事ができます。
頭の中のどの辺が障害されるかによって、現れる症状は異なります。
現れる症状を理解しての対応が大切だと考えています。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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