「ありがとう」の交換
2020年6月13日
いつもホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
介護付有料老人ホーム SOMPOケア そんぽの家鴨宮 ホーム長の肥留間です。
今回は最近聞きました、介護職員とご入居者様とのエピソードを紹介させていただきます。
「認知症のあるご入居者様の援助をした際に、とても感動したことが最近ありました。そのご入居者様は不穏時に援助を拒否されることが時折ある方です。その日、そのご入居者様は日中リビングで過ごしておられ、座りながらうとうとしていたところに私がトイレ誘導のため声をかけると、「…なぁに?」と、不機嫌な様子でした。「あぁ、これは不穏になられ、拒否されるかもしれない、怒られるかもしれない」と怯えつつも、「起こしてしまってすみません。お手伝いしますのでお部屋まで一緒に行ってもらえますか?」と尋ねると、渋々顔をあげてご一緒くださいました。お部屋に入ってから、再度「眠いところ本当にごめんなさい」と話しかけると、「いいのよ」と少し笑ってお答えくださいました。それからトイレに誘導する際にもご自身の意思がみられ、「よいしょ!」と車椅子から一所懸命立ち上がってくださる様子がとても嬉しく、「ありがとうございます!ありがとうございます!」とお伝えしました。するとご入居者様から「いいのよ。こっちがありがとうなのよ」と応じてくださったのです。介助後にまたリビングにお連れしてお過ごしいただきましたが、終始とても穏やかに歌を口ずさんで、楽しそうなご様子でした。日々忙しく、時間に追われ作業的な援助になりがちだったのですが、援助の在り方を再度見直して、ご入居者様と職員がお互いにもっと寄り添っていけたらと強く思う出来事でした!」。
私たち介護職員が仕事を通じて嬉しく感じる瞬間はたくさんありますが、今回のエピソードもその代表的なものだと思います。結果的に職員、ご入居者様双方から「ありがとう(ございます)」が交換されており、それが私たちの仕事の原動力になっています。生活を支える様々な援助の際に「ありがとう」をたくさん交換できる介護の仕事に、私たちは喜びを感じ、誇りを持って日々取り組んでいます。
皆さまにもぜひ、当ホームで「ありがとう」が交換される瞬間を目撃していただければと思います。皆さまのご来訪を心よりお待ちしております。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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