不安や寂しさに寄り添うということについて考える
2019年5月31日
小田原市有料老人ホーム『そんぽの家鴨宮』ホーム長の肥留間です。
令和になってはじめてのホームだよりになります。今回は私たちが取り組む認知症の方への取り組みについてご紹介いたします。入居して間もないT様はアルツハイマー型認知症を患っており、毎日毎日自宅のことが心配で帰宅願望がありますが、元気だったころはお室流の生け花の師範もされていました。この日も不安そうな顔で事務所に来られたので、施設にある花を花瓶に生けていただこうと準備を始めると、パッと表情が明るくなり穏やかな笑顔で話始めました。「花を生けるのは久しぶりだよ」「花を見て、花瓶を見て、置く場所を考えて生けるのよ」「こうやらなきゃ、とかはないの。自由に生けていいのよ」「花は全部前を向けるのではなく、長さや向きを変えることで奥行きを考える、そうすると深みがでる」「理屈じゃない、感覚だよ」。そんな話をしながらひとつひとつ花を手に取り、手際よく生けてくださいました。短い時間でしたが生き生きとされ、楽しく穏やかな時間をお過ごしいただけました。認知症があってもその人が参加でき、生き生きと活動されるシーンがたくさん持てるような関りを持ちたいと、職員みんなで考えながら日々取り組んでいます。今年は認知症の方に対する関わり方をホームの大きな課題として、不安や寂しさにも寄り添いながら、少しでもその方らしい生活を送っていただけるよう支援していきたいと考えています。
皆様、お近くにお越しの際には是非一度、そんぽの家鴨宮にお越しください。ご来所を心よりお待ちしています。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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