教えて薬剤師さん その②
2021年11月2日
木の葉も一枚一枚枯れ落ちていく季節を迎えました
お待たせいたしました!!
「教えて薬剤師さん」シリーズ 第二弾(^_-)-☆
教えていただけるのは、こちら(^_-)-☆
↓ 「フロンティア薬局」日高薬剤師さんです。
https://www.sompocare.com/service/home/kaigo/H000221/message-detail/86865
今回のテーマは「湿布」についてです。
では、日高薬剤師さん、よろしくお願い致します ('◇')ゞ
Q:「湿布」にも副作用があるのですか?
A:副作用はあります。
注意が必要な湿布の副作用についてご説明いたします。
①かぶれ・・・最も起こりやすい副作用は「かぶれ」です。
かぶれは皮膚が刺激過敏の状態であるとおこりやすいです。
特に高齢になると、皮膚のバリア機能が弱まる為、
湿布をはることで、汗や蒸れによってかぶれやすくなります。
また、湿布の中でもパップ剤は水分を多く含んでいる為、
汗だけでなく、湿布自体の水分でもかぶれることがあるので、
乾燥肌やアレルギー皮膚炎などを皮膚が弱い方はより注意が必要です。
②光線過敏症・・・湿布を貼った後、日光に当たると赤くなることがあります。
これは「ケトプロフェン」という成分を含湿布で多く見られる
「光線過敏症」という副作用です。
「ケトプロフェン」という成分を含湿布の説明には
「はがした後も4週間程度ははってた部分に日光をあてないように」
と記載されています。
また、「ケトプロフェン」だけではなく、
同じような痛み止めの湿布でも
「光線過敏症」が起こる事が有るので注意が必要です。
↓ ケアスタッフ「湿布」の援助
③胃腸障害・・・1枚あたりの吸収量は少なくても、
大量に貼るとその分全身へ吸収され
副作用を起こす事が有ります。
種類によっては
「有効成分が飲み薬と同じ程度体内に級数される為、
1日最大2枚までとしてください」ときまっているものもあります。
湿布を長期に、毎日5~6枚も使用し続けていて
「胃腸の調子が悪い」と仰っていた患者さんにいます。
「薬も過ぎれば毒となる」まさに「ことわざ」そのままの出来事でした。
最後に、身体の痛みは生活にとってとても辛いので何とかしたと感じていると思います。
慢性的な痛みとはこれからも付き合っていくことが多いので、
湿布を複数貼っていても、痛みのコントロールが出来ていない、
胃の調子が悪い等、気になった方は、薬剤師へ相談して下さい。
フロンティア薬局 薬剤 日高
日高薬剤師さん、ありがとうございました。
事務 堀本亜衣子
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