カスタムメイドケア
2022年9月26日
今日もホームページをご覧頂き、ありがとうございます。
SOMPOケアでは「カスタムメイドケア」という事を大切にしています。それぞれの方に合わせた(カスタムメイド)した、プランを作成し、ケアを行っていく。当たり前の事ではありますが、施設での暮らしとなると、お食事時間を中心に逆算して生活リズムを作ることが多くなり、結果として、一律の援助になってしまいがちです。
今日はまさにカスタムメイドケアを具現化したような姿が見られましたので、ご紹介したいと思います。
様々な疾患を抱えながら住んで頂いている入居者様の中には、「寂しくて寂しくて仕方ない」「一人でいるのが不安」「人の気配が恋しい」と思っていらっしゃる方もいます。どうしても独居の環境なのでお部屋の中では1人ぼっちになってしまうので、耐えられない日も出てきます。
そんなときは、普段動けない方が急に歩き出そうとしてしまったりするので、普段よりもケガのリスクが上がってしまいます。
今日は寂しくて寂しくてお部屋の中で泣き出してしまっていた認知症の入居者様がいらっしゃったので、食堂にお連れし、ケアマネージャーが隣でお話を聞いたり、お茶を飲んで頂いたり、という時間を過ごしていました。
最初は、認知症の方お一人しかいなかったのですが、人の気配がある所に、いつの間にか他の入居者様も集まってきていました。
生きるのに必要な最低限のサービスを提供する介護保険制度の中で、「寂しい」という思いに答えるための項目はありません。とはいえ実際は、気持ちが安定しなければ、食事を摂る事も出来なくなってしまいます。お風呂だって入る気力を無くしてしまいます。何をするにも「気持ち」が大切です。
傍に誰かがいる事で安心する、という時には、寄り添う事で、お気持ちが落ち着かれるお手伝いをしています。
これは施設ならではのサービスではないかと思っています。
勿論毎日とは言えませんが、これからも「カスタムメイドケア」を実践して参ろうと思います。
