抜き足 差し足 忍び足…
2021年6月20日
これまで多くのご相談の乗らせて頂いてきましたが、ご本人様やご家族様の安心につながる要素の一つに、夜間対応があります。
医療・介護施設なら当たり前では?と多くの方はお考えだと思いますが、この安心感は本当に大きいと思います。
ご自宅での介護経験や、ご自身に入院経験をお持ちの方は、見守る側・見守られる側の双方のお気持ちを尚の事ご存知ではないでしょうか。
因みに私は母を看取った時も職場でも、見守る側の立場でおりましたが、「起こしはしまいか、驚かせはしまいか、大丈夫かな…」と目配りの度に緊張していたものです。
それと相反し、一晩入院を経験した時には、「何か起きても誰かが来てくれる。様子見に来てくれる」という安心感を得られました。
しかし同時に、「いつ来るんだろう?寝てられるかな?」と、安心のはずなのに気になるという感情も沸き、よく考えたらお互い気をもんでいる状態だなと感じました。
そういったお互いの負荷を軽減する意味合いもあり、夜間の状況を間接的に確認できるシステムを当ホームでは導入しています。もちろん目視が必要な援助は継続して直接対応しておりますが、眠りや覚醒状況を把握し訪室の判断ができるので、効率化という言葉以上のメリットが双方で感じられるようになっています。※因みに監視カメラではないのでご安心下さい。
医療とも情報を共有し、ご利用者様にはより良い休息をとって頂き、活気ある日中の過ごされ方につながればと考えております。
