あんな夢こんな夢いっぱいあるけど…
2021年5月29日
某アニメのテーマソング(旧)のようなタイトルになってしまいましたが、最近の反省も兼ねてご紹介を少々したいと思います。
当ホームに限らず、介護保険施設をご利用開始となると、必ず本人様面談を行っていると考えるのですが、ここ最近の面談は従来よりも時間や距離間の制限がどうしても発生するので、個人様の大切な情報に違いはないですが、疾病や予後、健康管理や必要援助内容に集中し過ぎてしまう傾向にあると反省している所です。
従来であれば、本人様の疲労度を確認しつつも、時間の許す限り色々なお話を聞かせて頂く事で、より本人様個人の事や歩まれてきた人生への理解を深められるのですが…
そこで強みになるのが、写真にもあります”人生会議”&”夢結のーと”の存在です。
これらは、厚生労働省も紹介しているACP(アドバンス・ケア・プランニング)の概念を取り入れられており、本人様を主体とした将来の変化への備えや、医療・ケアについての考えを、ご家族や近しい人、医療・ケアチームとで共有し、繰り返し話し合いを行いながら本人様の意思決定を支援できるように考えられています。
当ホームは終身利用ができるので、その生活は、長くご利用の方で10年を越える方もいらっしゃいます。これまでの尊厳死の考えも大切ですが、”今”と”これから”をもう少し豊かにしていく為にも、本人様を中心とした家族様や協力医療機関の皆さん、我々とで共有するアイテムとして活用していきたいと考えております。
