【取り組み紹介】水分摂取量の改善
2021年3月21日
今回も、そんぽの家泉北で行っている取り組み内容のご紹介をさせて頂きます!
とあるご入居者様が食事中に身体が傾いていたり、発熱が認められた為
脱水の疑いがあることから、水分摂取量の見直しを行いました。
ところが、摂取量は平均して1600㏄ほど摂取されていた為
摂取量よりも多く排出しているのではないかと考え
排尿量と飲水量の差を確認していくこととなりました。
測定方法はこのようにパッドの重さを計測し
パッド本体の重さを引いた数値が排尿量として測定しました。
1日ではデータが不十分な為、3日間を通して測定を行い
収集されたデータを見てみると、1日目と2日目でお通じがあり
はっきりとした排尿量がわからないということがあったものの
3日目はしっかりとしたデータが確認でき
飲水量1800㏄に対して、排尿量が1845㏄出ていることがわかりました。
極端に差が大きいわけではなかったのですが、1日目と2日目で確認された
お通じが、いずれも泥状のものであった為、そこに余分な水分が含まれてしまい
脱水の兆候として表れてしまっているのではないかと考えました。
今回は目に見える結果が出なかったものの、下剤を調整して
形のあるお通じを出して頂くことで、改善が見込まれる可能性があります。
ご入居者様の体調を適切な状態に維持し、元気に過ごして頂くことも我々の使命です。
