カスタムメイドケアの実現のため
2020年12月8日
当社の取り組みとして、カスタムメイドケアというものがあります。
お一人お一人に合わせたケアを実施し、過不足の無い援助を行うことはもちろんのこと
ご本人様の望む生活を実現する為に、援助として計画に組み込むことを目標としております。
今回は、そんなカスタムメイドケアの実現の為、毎月実施している
カスタムメイドカンファレンスを紹介させて頂きます。
このカンファレンスでは、各居室担当にて情報を集めてもらい
現在の援助で困っている事案や、能力が向上すると見込まれること
ご本人様に提案したいことなどを意見として挙げてもらい
ケアマネージャーを中心として、それらの意見に対して対策や
提案出来ることを話し合っております。
こちらの方は、援助の予定時間が、実際に必要とする時間と乖離があるということと
ご本人様から「お寿司が食べたい」というご要望を頂いた為
お寿司の提供について話し合っております。
援助時間については、それが妥当なのかどうかを話し合い
必要性の精査を改めて行っております。
お寿司の提供については、ご家族様へ相談し、お寿司の差し入れをお願いしたり
こちらで宅配寿司などを注文することを提案してみることとしております。
また、こちらの方については、排泄介助の時間が予定よりオーバーしてしまうという
意見が出ており、その要因について話し合っております。
排泄介助の記録を見ると、全体の半分程度で排便が確認されており
通常の予定時間よりも多くの時間が必要となっていることがわかりました。
緩下剤を内服されている為、下剤の調整を行うことで
ダラダラと出てしまわないように主治医と相談することとしております。
こういった話し合いから、皆様一人一人に合わせてケアをカスタムメイドし
生活を豊かにすることに取り組んでおります。
