未来の大人たち
2025年7月9日
葵ヶ丘小学校6年生の「総合」の授業に参加させていただきました。
テーマは『いろいろな職業のかたとディスカッションをする』というものです。私は、介護の面白さや社会にとって大切なものだと伝えることができればいいなと思い、お話しました。私にとっては初めての体験でしたが、経験のあるスタッフが後ろに控えてくれたため、あまり緊張することなく臨めました。
全部で11の様々な職業の方たちが見えたので、児童たちは小グループに分かれ、興味のある職業の所に行きました。私は4人と6人の2グループの参加児童とお話をすることができました。
驚いたのは10名全員が男子であったことです。もちろん私は男性の優秀な介護士をたくさん知っています。ですが、介護や看護はまだまだ女性の方が興味がある分野だろうという思い込みがあったとだと思います。その思い込みに気がついた瞬間でした。
初めは私が介護の仕事に興味を持ったきっかけ、介護の仕事の内容などを書いたボードをいくつか持って臨みました。
しかし児童の質問が
「介護の仕事をしていて大変だったこと、嬉しかった事は?」
「介護の仕事のやりがいは?」
など、私が伝えようとしている内容と同じだという事を感じたため、質疑応答の形に変えました。
その中で、もっと介護の仕事について、具体的な現状を知りたいという質問もたくさん出ました。例えば
「1日にどのくらい働くのか?」
「夜勤は何人か?」
「昼間働く人数は?」
などです。入居している人数との割合を算出し、大変か、そうでないかを考える児童もいました。
さらにびっくりしたのは「年収は?」の質問です。私はつい「どのくらいもらえたら十分でしょうか?」と聞き返していました。 何人かの児童が答えました。「300万」「400万」――中には「1000万」の声もありましたが――
けっこうリアルな数字を出してくなと思いませんか?
現代の小学6年生はカッコイイ=あこがれの職業ではないのです。現実を感じながら、未来を描こうとしているのです。私はそういう小学6年生をカッコイイ思いました。まだ12歳になるかならないかの時期に、私は何を考えていたのだろうかと今さらながらの反省をしました。
ちなみに年収に関しての質問には、夜勤の回数や持っている資格によっても変わります、という説明のところでタイムアップ。
もっと話をしたかったと、私だけでなく、応援に来たスタッフも思ったでしょう。
小学6年生は子供ではありません。自分の未来を真剣に見据えて大人になろうとしている「人」なのだと圧倒されました。そんな「プレ大人」に頭が下がる思いの貴重な時間でした。
企画をしていただいた葵ヶ丘小学校の教職員の皆様、私をこの企画に参加させていただいたそんぽの家のスタッフ、何よりも、介護に興味を持ち参加してもらった児童の皆さんありがとうございました。
堀内純子
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