30年ぶりの...
2019年7月1日
こんにちは! そんぽの家 蘇我です。
いつもブログをお読みくださりありがとうございます。
今日はちょっと心あたたまるストーリーを
ご紹介させていただきますね。
そんぽの家は有料老人ホームなので、
ご入居さまの介護度も様々です。
自立している方もいらっしゃいますが、
介護度の高い方もいらっしゃいます。
今回お話させていただく方は、
そんぽの家 蘇我にご入居される前から
いわゆる寝たきりだった方です。
会話はできないのですが、
ご家族は頻繁に足を運んでくださいます。
奥様、ご子息様が次々に話しかけると
ぱちぱちと瞬きでお返事をされたり、
時に表情が曇らせることもあります。
会話ができなくても、
このご家族ならではのコミュニケーションが
成り立っているという印象でした。
ここのところ、天候がすぐれないため
この方もちょっと体調を崩しがち。
呼吸が苦しそうなこともあったため、
ご家族に電話で状況をお伝えしました。
すると、平日にも関わらず
わずか1時間で家族が全員集合!
やっぱりご家族がいらっしゃると、
元気になられるんです。
状態も安定しているので、
ご家族が帰ろうか・・・と相談されていた時…
奥様がぽつりと
「お父さんを一人にして帰るのは嫌だわ」
そうおっしゃったのです。
急遽お泊りになることになったため、
スタッフが簡易ベッドを用意!
一人部屋があっというまに
ご夫婦の寝室に♥
奥様がくすっと笑いながら、
「同じ部屋で眠るの、30年ぶりだわ」
ちょっと嬉しそうに微笑まれます。
気持ちよさそうに寝息を立てる
ご主人の寝顔をじ~っと見ながら
奥様は旦那様の若いころの話を
たくさん聞かせてくださいました。
介護をさせていただく上で、
実はとっても役に立つのが、
その方の生きてきたストーリー!
どんな風に育って、
どんな家族に囲まれてきたのか
若いころの仕事や趣味はどんなものか。
どのような価値観をお持ちなのか
介護とはいえ人と人が接するものですから
その人を知ることって大事なんです。
私たちが知りえない情報を
ご家族から聞かせていただくと、
介護の可能性がぐっと拡がります。
今回の30年ぶりのお泊りで
このご家族の絆の深さを再認識しました。
大切なご家族ですから、
誠心誠意ケアをさせていただこう!
当たり前のことなのですが、
改めて感じた出来事でした。
P.S
奥様、また泊まりにいらっしゃってくださいね(笑)
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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