温かい贈り物
2021年6月29日
副ホーム長の相原です。
先日、ご入居者様のお部屋にお邪魔した際の出来事です。
「あなたのお子さん、まだ小さいでしょう。少しでも喜んでもらえればと思って」
そうおっしゃると、ご自身で作られた作品を私にくださいました。
片腕に麻痺の残るご入居者様。
リハビリも兼ねて私の子供のために作ってくださいました。
「最近、動物を色々と教えているんです。家のおもちゃに慣れているので機嫌が悪くなった時に出せばきっと喜ぶと思います」
こうお伝えすると、ご入居者様も喜んでくださいました。
そして後日・・・
「ここだ!」と思った時に子供に手渡したら
両手でつかみ、不思議そうな顔をしてじーっと見ていました。
そして、興味深そうに触っていました。
お金を出してよい商品を買う。
これはとても素敵なこと。
誰かが自分のために贈り物を作ってくれる。
これはお金では価値のはかれないかけがえのないもの。
贈り物を見つめている子供の姿を見ていたら…
なんだか温かい気持ちになりました。
介護は本当に大変な仕事です。
けれど本当に素敵な仕事ですね。
