夏の終わり。
2022年8月15日
8月のとある日、
ラジオから森山直太朗さんの「夏の終わり」が流れてきました。
風が吹き始めたように歌が始まり
言葉が響き渡り
花火のように歌声が咲き
風が通りぬけるように歌声が消えていく。
ラジオパーソナリティーが一言、
「実はこの歌は反戦歌なのです」
感慨深くなりました。
ご入居者様から聞いた話を思い出しました。
「サイレンが鳴り防空壕へ逃げた。
爆撃が終わり外に出ると焼け野原になっていた。
ある日には、歩いていた友達が爆撃で死んだ。
ある日には、友達が逃げ込んだ防空壕の上を爆撃され死んだ」
私が「逃げたのに助からないのですね?」と聞くと、
「運だよ」と。
介護と言う仕事は先人から人生を学ぶことのできる仕事です。
私は「戦争は繰り返すべきではない」と学びました。
大正・昭和・平成と激動の時代を駆け抜けてきた今の高齢者の方々。
そして令和の時代。
写真は当施設屋上からの眺めです。
空一面に広がる美しい夕焼け。いつまでも見続けていたくなるような。
ご入居者様に穏やかに過ごしていただけるように、
平和な日々を過ごしていただけるように、
日々お手伝いをさせていただきます。
