持ち上げない介護
2019年8月2日
【持ち上げない介護】
という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
従来の介護では
介護者が要介護者を
持ち上げなければならない場面が
多く発生していました。
そのため、
介護者に過度な負担がかかって
腰痛を引き起こしたり、
要介護者の能力を活かすことができず
自立支援の妨げになったりと、
様々な弊害が起きていました。
そこで近年、提唱されているのが
【持ち上げない介護】です。
そんぽの家中庄でも
積極的に【持ち上げない介護】の
推進を図っています。
この日は、SOMPOケア本部より
生活リハビリ推進課の理学療法士さんが
スライディングボードを用いた
ベッド~車椅子間の移乗介助の方法について
指導に来て下さいました。
スライディングボードとはその名の通り
板の上を滑るように移動するための福祉用具で、
上手に使えばお尻を全く持ち上げることなく
ベッド~車椅子間を移動することができます。
ご入居者様のご協力のもと、
指導を受けた職員が実践。
今までもスライディングボードを
使用はしていたものの、
難しいと感じる部分があり
使いこなせていなかったようなのですが、
「すごく楽になりました。」
と手ごたえを感じているようでした。
協力して下さったご入居者様も、
「スーッと行けたな。上手じゃ!」
と褒めて下さっていました。
福祉用具は大変便利なものですが、
適切に使用されなければ
その効果を最大限に発揮することができません。
ただ福祉用具を導入するだけでなく、
継続的なモニタリングや指導・助言が
必要であると強く感じました。
そんぽの家中庄では今後も
【持ち上げない介護】の実現に向けて
努力していきたいと思います!
お読みいただきありがとうございました。
生活相談員 石井
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