父の日御膳
2020年6月21日
日本に父の日が入ってきたのは1950年頃ですが、人々の間に広く知られ、実際にお祝いされるようになったのは1980年代です。1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が父の日の浸透に大きく寄与しています。母の日がすでに定着していた1980年代の日本では、父の日もすぐに人々に親しまれるようになりました。「父の日だから、黄色のバラを贈ろう」そうお考えの方は多いと思いますが、日本では、父の日にお父さんに贈る花としては黄色いバラが一般的です。しかし、父の日発祥のアメリカでは、必ずしも黄色のバラが定番ではないそうです。
アメリカで1910年に初めて行われた父の日の祝典の時、YMCA(Young Men's Christian Association、キリスト青年教会)の青年たちは、健在の父に感謝を贈る者は赤いバラの花、亡くなった父に想いを馳せる者は白いバラの花を身につけて父をたたえたそうです。また、ソノラが父の日に父親の墓前に白いバラを供えたという説もあります。父の日もアメリカは発祥で、日本に少しづつ浸透してきました。何気なく過ぎる父の日ですが、こんな深い歴史がありました。
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